大 阪府知事 吉村洋文 殿
大阪府におけるライブハウスへの「休止の要請をする施 設」指定解除の嘆願書

 現下、新型コロナウイルス感染症対策(以下コロナ感染症)の先頭に立たれ、日夜府民の生活と健康・営業を守る施策実施に全力で取り組まれておられる吉村 知事に対しまして、改めて敬意と感謝の意を表したいと思います。
 私たちは、大阪を中心として活動しているジャズミュージシャン及びライブハウス経営者などです。代表団体の特定非営利活動法人関西ジャズ協会は、前記の 方々が主な会員となって、ジャズ音楽の振興・普及活動を行っている音楽・文化団体です。

 さて、今回のコロナ感染症、一気に全国的に広がったのが“大阪市におけるライブハウスでの”コロナ感染症クラスター”の発生でした。このため、特に大阪 のライブハウスの全てはコロナ感染症の元凶ともいわれ、風評被害が大きく、一気に社会からその活動が抹殺されてきました。

 確かに、ライブハウスはコロナ感染症のクラスター発生の要因と言われる三密(密閉・密集・密接)といわれる要因を持ちやすい環境ではあります。
しかし、ライブハウスはミュージシャンにとって貴重な表現の場です。お客様に演奏をじっくりと聴いて頂くための場として、身近な立地・手頃な料金等々を勘 案すれば最も適している場です。また、お客様とミュージシャンとのリアルな反応を交し合えることは、双方にとって最も喜びとすることでもあり、ミュージ シャンにとっての存在意義でもあります。私達は「人が集まる事」即ち同じ空間、同じ時間にミュージシャンと聴衆が共有する事で生まれるJAZZ芸術の場で あるライブハウスを守らなければなりません。

 とは言え、どのような業種であってもコロナ感染症対策は万全を備えなければならないのは言うまでもありません。ライブハウスに関わるミュージシャン・お 店・お客様の全ての人々にとって曖昧にしてはならないものです。そこで、先に述べた貴重なライブハウスでのバンド活動と、ライブハウスの経営を守るため に、別紙のごとく、万全で確実なコロナ感染症対策をとることによって、現在出されているライブハウスへの休止要請の解除をお願いするものであります。

 また、ライブハウス・ホールでの公演は座席間隔をあけることとされています。となればライブハウスのキャパ が1/2若しくは1/3と大幅に 減ることとなり、ライブハウス経営の採算点が合わなくなってしまいます。従いましてこの減少分の補償についてもぜひご考量いただきたくお願いするもので す。

 大阪は一説によれば日本におけるジャズ発祥の地ともいわれております。なにとぞこの貴重な文化を守るため、ライブハウスへの休止要請の解除を嘆願人一同 強くお願いするものです。


 令和2年5月  日
               嘆願人代表特定非営利活動法人関西ジャズ協会会長
                                  大 塚善章

   同じく本嘆願に賛同する者の同意を表す文書を別途添付したします。
                                     以上

代表団体の表示
名称
             特定非営利活動法人関西ジャズ協会
所在地   大阪市福島区福島5-15-2 YoshikawaBild 405号 電話06-3442-0370
代表者   会長   大塚善章
      担当理事 安藤芳郎 090-8235-7314
創立 平成12年4月1日
   平成18年7月12日 特定非営利活動法人認証 大阪府指令府活第2-60号

大阪市芸術・文化団体サポート事業登録団体下記アドレス登録と活動の紹介です。ご参照ください。
https://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000309989.html